2014年4月25日金曜日

Ubuntuで充電管理

Ubuntuで充電管理

Ubuntuを使い始めて思った…

充電の閾値を設定できる項目がない!

というのも、私はLenovo ThinkPad X200 を使っているのだが、ThinkPadには省電力マネージャーというソフトがプリインストールされており、そこで充電の閾値…
つまり、バッテリー残量が何%以下になったら充電を開始し、何%で充電をやめるかを設定できるのだ。

これは便利で、例えばこういったシステムが搭載されていないパソコンでは充電が完了すると充電をやめるのだが、バッテリー残量が少し減るとまた充電を開始してしまう。
この少しというのが厄介で、なんと96%ぐらいでも充電を始めてしまうのだ。
これでは、バッテリーがすぐに寿命を迎えてしまう。
しかもThinkPadでは、バッテリーの性能が落ちるとインジケーターがオレンジに変わり
なんと、CPUの最大クロックがセーブされて性能を落とされてしまうのである。
これではせっかくの通常電圧版のCPUも意味がない。
ということで、バッテリーはなるべく優しく使ってあげたい。(バッテリー高いし…)

そこで、Ubuntuでも同じようなことができないか調べてみた。
するとこちらのページ
https://forums.ubuntulinux.jp/viewtopic.php?pid=74741
で回答されている方がいました。
すばらしい方がいるものです。

ここからはそちらを参考にして、わかりにくかったところを付け加えて自分用のメモとして書かせていただきます。

まず端末を起動して
$ sudo aptitude install tp-smapi-dkms
$ sudo modprobe tp-smapi
$ sudo aptitude install sysfsutils

を実行する。
これで、必要なソフトのインストールが完了!
(aptitude は apt-get コマンドでもOKです。)

次にそのまま端末で
$ sudo gedit /etc/sysfs.conf
を実行
これで、rootでsysfs.confを開けるので開いたファイルに
devices/platform/smapi/BAT0/start_charge_thresh = 35
devices/platform/smapi/BAT0/stop_charge_thresh = 85
と追記

次に端末で
$ sudo gedit /etc/modules
を実行
そこに
tp-smapi
を追記

再起動後に
$ dmesg | grep tp_smapi
を実行して動作確認をする。
以上です。

始めは、sysfs.conf をWindowsのようにクリックで開いて編集しようとしたのですが、root権限がないと編集できないようで、端末で開きました。(これが普通かもしれませんが…)
またこの設定では、35%で充電し85%でやめる設定になっています。